こんにちは、株式会社はりよし Web担当の金澤です。
本日は、地元の兵庫県で開催された「けんしんビジネスマッチング」に参加しました。
会場の様子や、私たちが今日ここで何を感じたのか、レポートとして残しておきたいと思います。
1年7ヶ月の想いが詰まった会場

熱気あふれる会場の様子。100社を超える地域企業が出展していました。
会場に入ってまず感じたのは、主催者様の並々ならぬ気概でした。
お話を伺うと、主催である兵庫県信用組合(けんしん)の皆様は、なんと1年7ヶ月も前からこの日のために企画・準備を重ねてこられたそうです。
単なる商談会という枠を超えて、「地域の産業を盛り上げたい」「地域に貢献したい」という強い想いが、スタッフの方々の動きや会場の雰囲気作りから伝わってきました。
私たちはりよしは「播州釣針」という地場産業を担う企業です。
この熱意に触れ、私たちもまた、ものづくりを通じてこの地域を元気にしていきたいと、改めて背筋が伸びる思いでした。
播州釣針、そして「市蔵」の展示


今回のはりよしブースでは、当社の主力である釣針の展示に加え、同じ播州の伝統産業である播州刃物「市蔵(いちぞう)」の包丁も並べました。
「釣針メーカーがなぜ包丁を?」と聞いてくださる方も多くいらっしゃいました。
「釣る喜び」だけでなく、その先の「食べる喜び」までを提案したい。
そんな私たちの想いを、実物を通じて少しずつお話しさせていただきました。

これからの「種まき」として
今回の参加は、私たちにとって新しい試みでもありました。 仕掛の製造や、パッケージなどでお力添えいただけそうな技術を持った企業様や、普段の業務ではなかなか接点のない異業種の方々。
そういった皆様の技術や活動を知るための、いわば情報収集の場です。
実際にブースに立ってみると、釣具業界の中だけでは気づかないような視点やお話を聞くことができました。
今日出会ったご縁が、明日すぐに何かに変わるわけではないかもしれません。
ですが、「こういう技術があるんだ」「こんなことができるかもしれない」という気づきを持ち帰ることができたのは収穫でした。
こうした小さな接点の積み重ねが、いつか忘れた頃にふと繋がり、将来のはりよしの新しい展開の「種」になればいいな、と感じています。
最後に
創業から70年以上、私たちはこの播州の地で針を作り続けてきました。 時代が変われば、求められる形も変わります。
今日のような場に足を運び、外の空気に触れることは、自分たちの立ち位置を再確認する良い機会になりました。
これからも地域と共に歩みながら、釣り人の皆様に喜んでいただけるものづくりを続けていきます。
